忌み言葉について
別れる、分れる、切れるといった言葉は、「忌み言葉(いみことば)」と呼ばれ、使用しないのがマナーです。死や苦しみなど不幸を感じさせる、また、重ねるや再びという言葉も、再婚をイメージさせることからタブーとされています。
スピーチを依頼された場合は、それらを踏まえ、新郎新婦および両家のご縁が末永く続くようにと、縁起を重んじて忌み言葉は使わないようにします。
忌み言葉の例をご紹介いたします。まずは「去る、帰る」という言葉。言い換えの例としては「中座する」「失礼する」。「終わる」を言い換えると「お開きにする」。「切る、切れる」「別れる、離れる」は別れを連想させるので、できるだけ使わないようにします。
ケーキを切るときは、ケーキ入刀、ケーキにナイフを「入れる」などと言い換え、出る、飽きる、戻る 別れを連想させるので、できるだけ使わないようにします。「重ね重ね、たびたび、またまた」これらも一度きりで良い婚礼が「くり返される」ことを意味するので、くり返し言葉は使わないようにしてください。
言葉以外にも「会社の宣伝」や「暴露話」、「女性(男性)関係の話」など、ユーモアのつもりでも、場が凍りついてしまうこともありますので避けるのが無難でしょう。